中学生以上は”責任能力あり” 子ども自身に賠償の責任が 自転車による交通事故で加害者の3分の1は未成年

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2021年11月、大阪府枚方市で歩道を歩いていた男性を自転車ではねて死亡させた「重過失致死」の疑いで男子中学生が、17日に書類送検されました。自転車の運転にも自動車と変わらない重い責任が問われています。

【記者リポート】
「事故が起きたのは、自転車の走行が許されている歩道ですが、街灯がなく夜になると見通しが悪くなっています」

2021年11月の午後6時ごろ、中学3年の男子生徒が塾に行くため、大阪府枚方市の坂道をクロスバイクと呼ばれる自転車で下っていたところ、歩いてきた70歳の男性と正面衝突しました。

男子中学生が消防に通報し、男性は病院に搬送されましたが、数時間後急性硬膜下血腫で死亡。そして17日、男子中学生は重過失致死の疑いで書類送検されました。飲酒運転などの時に適用される「重過失」。自転車事故での適用について弁護士は…

【田中和也弁護士】
「不注意の程度が重いものがいくつか重なりあったり、信号をことさらに無視したりしたら、重過失になるのでは」

その上で、未成年による自転車事故の責任については…

【田中和也弁護士】
「中学生以降は”責任能力あり”となって、子ども自身が損害賠償責任を負う。道路交通法上は自転車は車両ですので、自動車やバイクと同じようにすごく重い。法的責任を負うものに乗っている自覚を持って乗ることが必要だと思います」

実は、自転車による交通事故で加害者となる人のおよそ3分の1は、未成年が占めています。

【小学校5年生の息子の親】
「一緒に自転車で行く時はだいたいこれぐらい(スピード出してると)わかるけど、(子どもが)普段一人の時はわからない」

【15歳の息子の親】
「子どもにも、そういう責任がかかるということは伝えて注意を促したい」

【高校生と母親】
「(私は)すごいスピードを出して乗ってたりするので反省ばっかり。信号は絶対守ろうと思っている、事故は起こしたくない。僕は基本ゆっくりめで走る」

便利な移動手段が、大きな事故につながることも。
責任を伴うという自覚が求められています。

カンテレ「報道ランナー」2022年2月17日放送
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#自転車 #損害賠償 #中学生 #クロスバイク

この動画について
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=67YHNos2Ch0
動画ID67YHNos2Ch0
投稿者関西テレビNEWS
再生時間02:33

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