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今シーズン44本塁打を放ち、日本選手初の本塁打王、そしてア・リーグMVPに輝いた大谷選手。
日本選手の主要打撃タイトル獲得は、2004年に2度目の首位打者となったイチロー氏以来19年ぶり2人目の快挙で、投手の本塁打王は1919年のベーブ・ルース氏以来、104年ぶりとなりました。
新たな歴史の扉を開いた大谷選手は次のようにコメントしました。
「これまで活躍された偉大な日本選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なこと。チームメート、ファンに感謝します」
今シーズンの本塁打量産の転機は5月末から6月上旬にかけてのフォーム変更だったと言われていますが、6月のバッティングは圧巻でした。
特に6月12日から15日にかけて敵地テキサスで行われたレンジャーズ4連戦で放った、計4本の本塁打でした。
その4本はほぼ全てセンターから左方向の打球で、強引に引っ張らず、ボールに逆らわず広角に打ち分けていたことが本塁打王に繋がったと言えるでしょう。逆方向へ飛んでいることについて、大谷選手はそこまでこだわってはいなかったようですが、次のように語っていました。
「逆方向には勝手に行ってる感じなので。いちばん、それがいいんじゃないかとは思いますし。しっかり甘い球を打てているのが、基本的なことですけど結果につながっているところかなと思います。」
大谷選手は試合後のインタビューで、バッティング好調の要因について、まるで悟りを開いたかのような言葉を語っていました。
「構えの段階で見え方がいい。結果ももちろんいいが、結果うんぬんではなくてなるべくしてなっている感じが、いいんじゃないかと思う」
メジャーに行ってから、ことあるごとに「構え」については語っていたのですが、それがこの時はすごくハマっていたということでしょう。構え方など細部にこだわりを持っていることがこれだけの成果に繋がっているのでしょう。
また、大谷選手の打球を間近で見たフィル・ネビン監督は次のように解説しました。
「彼はあれで気付いた。目いっぱい振らなくても、捉えれば柵越えする」
さらにMVPの受賞についても、ネビン監督はその当時から「MVPは獲って当然」というコメントを残していました。
「ヤンキースで打撃コーチをやっていたので、ジャッジは息子のような存在だが、誰かが二刀流をやらない限りは、翔平がMVPになるべきだ。彼が今やっていることをやり続け、我々がプラン通りにやっている限り、翔平のMVPに疑いの余地はない」
かねてより大谷選手は、ホームランを狙って打つ感覚は意識せず、父・徹さんの教えを受け、少年時代から左中間にライナーで飛ばすことが原点のスタイルで、まさにそのスタイルを体現しました。
また、怪力自慢がそろうメジャーでもパワーにこだわり、WBCで大谷選手が試合後に500ポンド(約227キロ)の重量でスクワットする姿を見たカージナルス・ヌートバー選手は次のように話しています。
「今まで見た中で一番凄かった」
今シーズンの本塁打の平均飛距離は昨シーズンより5メートル伸び、422フィート(約129メートル)に達し、メジャーでトップの数字でした。
大谷選手の偉業に、昨シーズン62本塁打を放ち、MLBシーズン最多本塁打記録を打ち立てたヤンキースのアーロン・ジャッジ選手も次のように絶賛しています。
「彼はなんて凄い打者なんだ。もしこの球場に屋根があったら屋根を打ち抜くんじゃないかな」
日本人選手がメジャーで本塁打王を獲得することを誰が予想できたでしょうか。
それほど、日米の野球で決定的な違いは、パワーの差にありました。
「日本人打者はパワーではメジャーで全く太刀打ちできない」
この常識を大谷選手は覆したのです。
ということで、今回は大谷選手の本塁打王について、さまざまな評価をご紹介していきたいと思います。伝説の日本人選手たちのコメントもたくさん紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
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この動画について | |
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URL | https://www.youtube.com/watch?v=ErBNR5kQ6zQ |
動画ID | ErBNR5kQ6zQ |
投稿者 | ホマレックChannel |
再生時間 | 25:06 |
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