(すべて日本のせいに)韓国船ゴールデンレイ号の転覆事件で、安定の日本叩き！→ウソがバレて、報道ストップに(アニメでわかる)

2019年9月8日午前2時ころ、韓国の自動車運搬船、「ゴールデンレイ号」がアメリカ東南部ジョージア州の海峡で転覆した。
この事故原因について、当初、韓国のメディアは日本の船舶が接近したので、日本のせいではと報じていた。

ところが、その後の調査でその嘘が判明。
今回はそんな韓国メディアのいい加減さと実際の事故原因について解説しよう。
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まず、「ゴールデンレイ号」転覆事故の概要を説明しておこう。
2019年9月8日午前2時ころ、アメリカジョージア州ブランズウィック港から出港した，韓国・現代グロービス所属の自動車運搬船「ゴールデンレイ号」が左に80度傾いた。

その日の午後には完全転覆となり、船内では火災も発生した。
一時、乗組員4名が行方不明となった。

ただ、最終的には韓国人10名、フィリピン人13名、アメリカ人1名（水先案内人）の合計24名は全員無事救助され、犠牲者は1人も出ななかった。
不幸中の幸いと言えるだろう。

肝心の事故原因であるが、当初韓国では日本のせいではないかという報道がいくつもなされた。
日本船の「エメラルドエース号」が接近していたとの未確認情報があり、その情報に基づいて「ゴールデンレイ号」がよけようとして急旋回したために転覆したとしたのである。

例えば、聯合ニュースは「当時、日本貨物船近接航行の事実に注目！沿岸警備隊関連性を調査する」などと報じていた。
この場合は、調査という程度で日本のせいと匂わせるくらいの内容だが、中央日報やKBSに至っては「ゴールデンレイ号、事故直前急旋回。日本船舶避けようと転覆の可能性」などとあからさまに日本の船に非があるようなタイトルを冠している。

しかし、この報道内容を丹念に見てみると、韓国のアトランタ総領事が日本の船舶に非がある可能性についてブリーフィングで聞かれたのに対して、「いくつかの可能性があるが、調査待ち」と答えているというだけの内容だ。
したがって、タイトル自体が大げさで、いたずらに日本を悪く言おうという意識が働いたうえでのことのようだ。

地元メディアの報道はこれとは違っていた。
The Brunswick Newsの記事では、事故経緯を説明しながら、何人かの港湾、船内関係者の発言として「貨物の安定性の問題が高い」ことを示唆した。

ここでは日本船舶の責任については一切言及されていない。
The Brunswick Newsはそれらの発言に根拠を持たせる意味で、2015年イギリスのサウサンプトンで起きた「Höegh Osaka号」事故を引き合いに出している。

この船舶事故の報告書の要約では、貨物の配分が上部が満杯で、下部が軽かったことなどを指摘している。
その事故原因と「ゴールデンレイ号」転覆事故と似通っているというのである。

しかし、ここまでは一メディアの分析にすぎないから、まだ確かなことは分からない。
大事なのは現場関係者の証言と責任ある立場の人たちによる調査結果だ。

現場関係者の証言を確認してみると、出荷された自動車が当初言われていた4200台ではなく、6100台であったという。
ただ、「ゴールデンレイ号」は自動車7400台を載せられる船のようで、この数字自体は過積載というわけではない。

その点では問題はなさそうであるが、実はここに大きな原因が潜んでいたようである。
そのことについては後程触れる。

もう一つの証言があるが、それによると水深が低い地域を抜けていくために「ゴールデンレイ号」は船の平衡を合わせるバラストタンクの水を放出していたらしい。
バラストタンクの水は重りの役割を果たし、船の喫水を深くして、安定をよくする。

それを放出すれば、安定が悪くなり、転覆が起きやすくなるというわけだ。
続いて、ゴールデンレイ号転覆原因を究明する公聴会での証言を載せてみよう。

内容は「GEORGIA RECORDER」の2020年9月23日の報道による。
まず沿岸警備隊の造船技師は「上部の重い貨物が転覆の原因になった可能性が高い」と証言した。

そのうえで、「出向時から転倒しやすい不安定な積み荷だったから」と加える。
そして、「バラストタンクに水を追加するか、積み荷を適正に配置すれば、船を直立したまま操作できた可能性がある」と証言した。
この造船技師は、「ゴールデンレイ号」のデータと資料を使ってコンピューターモデルを再作成し、船の重量、貨物の位置など不安定にさせるものを計算できるようにしたという。

それだけにその証言は信頼性がある。
ということは、日本船が悪いという報道には全く根拠がなかったことになる。

大げさなタイトルを付けて報道した韓国メディアの責任は重いであろう。
それに懲りたのか、以降は韓国メディアによる「ゴールデンレイ号」報道はなくなってしまった。

転覆した「ゴールデンレイ号」であるが、2020年11月に撤去作業が始まった。
船体を8つに切断し、つり上げクレーンで移動させるらしい。
環境団体は、撤去作業が行われている近くで大嵐が発生するか、または「ゴールデンレイ号」が細かく切断された際に油流出が起き、近くの塩性沼沢や海洋生物に被害が及ぶのでは懸念している。

また、船の撤去費用も膨大な額になり、アメリカの歴史上最も高額な海洋災害の一つになるとも言われている。
その費用は数億ドルになるのではと見積もられているようだ。

全パーツが撤去されるのは事故から1年余り経ったときということになったが、韓国船の事故が周囲に大きな迷惑を与える形になった。
最終的な事故報告書がまとまるのは1年後とのことだが、沿岸警備隊の造船技師の証言通りの内容になりそうである。

それにしても韓国メディアのいい加減な報道にはあきれる。
根拠のない情報をもとに、日本を悪者扱いにしたのである。

韓国は何でも日本が悪いと言わないと気が済まないようであるが、反日もたいがいにしてほしい。
一事が万事、日本の責任ばかりにして、自己の責任を追及しようとしない。

今回の報道も最初日本のせいにしておきながら、風向きが変わって韓国船自体に非があると分かると、ばったりと報道をやめてしまう。
どうしようもない報道メディアだ。
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