(自衛隊にもかみつき開始)韓国「おい、ポスター見てみろよwww」「日本人はオタク志向強すぎでキモい」(韓国の反応)

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自衛隊員募集のポスターを韓国人が揶揄しているようだ。

昨今自衛隊が日本国内で展開しているアニメコラボのポスターを何点か例示し、オタクを自衛隊に集める意味あるの？と言わんばかりだ。
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自衛官募集のポスターへの韓国人の反応の主な論調はこうだ。

「どんな切迫した事情があって、オタク狙いのポスターを作るのかｗｗｗ」、「正気とは思えない。国民性自体にオタク傾向が強すぎる」、「何でも萌え化させるんだねｗｗ」　どの反応も、自衛隊がアニメ・萌えキャラとコラボすることに一律に否定的である。

韓国人の考えでは、基本的にアニメ・萌えキャラ＝オタク＝軍事組織では役に立たないという先入観がいまだに支配的なのだ。

韓国人にとっては、軍隊というのはあくまでマッチョな男の世界であって、厳しい訓練と過酷な現実と向き合う日々に「萌え」要素を感じることはできないのかもしれない。

一方、日本の中でもこうした公共性の高い組織が、アニメや萌えキャラを広報の手段として利用することについて、不謹慎だ、セクハラだという意見も根強くあることは確かだ。しかし、そういった意見は近年ますます少数派になりつつある。

否定的意見を唱える層の多くは、旧帝国陸海軍の記憶を強く持つ高年齢層であり、アニメやゲームといったサブカルチャーにも否定的であったし、またこの年齢層は安保闘争などの実体験から、自衛隊そのものについても良いイメージを持っていなかった。

しかし世代交代と共に、徐々にその傾向は薄れていき、2011年の東日本大震災での救助活動を機に、自衛隊のイメージはかなりポジティブなものとして受け入れられるようになった。

同様に、アニメやマンガのキャラクターに萌えるという要素は、日本でも以前はかなりマニアックなものとして見られていた。萌えキャラのフィギュアを買いに秋葉原に押し寄せ、ショップの紙袋を両手に提げて歩き回る男性の姿を、典型的なオタク像として描く風潮も確かに以前は強かった。

しかし、ここ数年を振り返るとどうだろう。
コロナ禍でめっきり冷え込んだ日本の映画界を救ったのは、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編だったことはまだ記憶に新しい。

日本国内で上映されたありとあらゆる映画の中で、過去最高の興行収入を達成し、今もその記録を更新中である。老若男女を問わず、多くの人々の共感を得た結果と言えよう。3月8日からはシン・エヴァンゲリオン劇場版:||が封切られ、こちらも話題をさらっている。
もちろんジブリ作品をはじめとして、ファミリー層にも受け入れられる作品は以前にもあったが、2016年の新海誠監督作品『君の名は。』の公開あたりから、萌え要素も含めてアニメが日本社会の中で広く市民権を得る流れが決定的になった。

また、元首相、現財務大臣である麻生太郎、フィギュアスケートの羽生結弦やGACKTなど、近年の有名人やスポーツ選手たちがアニメ好きや声優ファンを公言したりと、もはや日本社会ではアニメ・マンガ＝オタクという図式はすでに崩壊しており、　10代、20代の若者を中心に多くのファン層を獲得している最も強力なコンテンツのひとつでもある。

つまり、自衛官募集ポスターをはじめとするアニメ・萌えキャラコラボは、いわば正攻法のマーケティングに基づくもので、しっかりと効果を計算して行われているのである。

自衛隊の存在は、平時では近くに駐屯地でもなければ、通常の生活ではほとんど意識することがない。だから自衛官募集のポスターは、直接募集対象になる層だけを狙っているのではない。アニメキャラを使うことで、小中学生にも身近で親しみが持てるイメージを植え付ける効果も期待できるのである。

自衛官の募集は18歳からが対象だが、小学生から18歳までの層にもっともイメージ戦略として効果が高いのは、アニメやマンガであることは間違いない。さらに「艦これ」、「ガルパン」などミリタリー要素を含む作品も多くあり、自衛隊のイメージとの親和性も高い。ちなみに、アニメ・萌えキャラコラボは自衛隊の専売特許ではない。

最近の「鬼滅の刃」であれば、缶飲料やマクドナルドのハッピーセットのような商品とのコラボは大変な話題を呼んでいるし、500系新幹線車両をエヴァンゲリオン初号機とコラボさせたことは海外でもかなりの反響があった。また、地方自治体の町おこしや、経済産業省のイメージ戦略（サイバーセキュリティ月間/ソードアートオンライン）でも大いに利用され、一定の効果が得られることは実証されている。

このように、韓国人が自衛隊のコラボポスターを見て「オタクを集めてどうするつもりｗｗｗ」と揶揄するのは、大いに時代遅れの発想なのだが、反面このようにしか考えられない韓国人に同情すべき点もあるだろう。

なぜなら、韓国は徴兵制をとる国であり、成人男子には義務として最低18か月間の軍役服務が課されるからである。これはいわゆる韓流スターでも例外ではなく、韓国人にとっては軍隊での生活とは、誰もが経験せざるを得ない厳しい現実であり、辛い経験とセットになった記憶なのである。

今現在も38度線で北朝鮮と睨み合う韓国は、徴兵してでも軍事力を確保する必要があり、そこに「萌え」要素は皆無であろう。そもそも日本に軍役の義務はなく、自衛隊はあくまで募集ベースである。だから自衛官を募集するのに若者たちの心を掴むイメージ戦略を打つ必要があるが、徴兵制の韓国ではその必要は一切ない。

強制的に入隊させられ、拒めば処罰されるのだから。韓国人にとって、厳しい軍隊のイメージと、平和そうな笑顔の女性萌えキャラは相容れないものだろう。そういう意味で韓国人の自衛官募集ポスターへの批判は、徴兵制度がない、平和な日本へのやっかみ要素も含まれているのかもしれない。

ちなみに、映画の世界では「パラサイト」でアカデミー賞を獲得した韓国も、アニメやマンガにおいては日本に比べてはるかに後進国である。韓国で人気のアニメ作品の上位のほとんどが日本の作品であることは、韓国人のこのやっかみ要素を裏打ちしているように思えないだろうか？

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