(韓国プライドぼろぼろ)天才囲碁少女、AIソフト不正使用が発覚。不正の天才?その黒幕は…(アニメでわかる)

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(韓国プライドぼろぼろ)天才囲碁少女、AIソフト不正使用が発覚。不正の天才?その黒幕は…(アニメでわかる)

韓国で今年1月にプロ入りをした天才囲碁少女を知っているだろうか?注目を集めていたのだが、オンライン対局で人工知能(AI)を用いた囲碁ソフトを不正使用していたとして資格停止1年の懲戒処分となったのだ。

今回は韓国で起こったこの事件について詳しく紹介していこうと思う
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      動画概要
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韓国では13歳でプロ入りを果たした天才棋士「金恩持(キム・ウンジ)二段」が不正を行ったとあって多くのファンがショックを受けたのである。
13歳というかなり若い年齢でプロ入りしたとあって、その将来は約束されていたといっても過言ではない。
しかし、今回の対局において不正を行ったため、その将来にも暗雲が立ち込めたのである。

不正を働いたのは2020年9月29日に行われた、李映九(イ・ヨング)九段との対局だった。
この対局はオンラインで行われていたものだ。
つまり、顔をあわせて対局をするよりも不正を行いやすい状況にあったといえる。
さらに、その不正の方法がAIを用いたものだからなおさら相性が良かったのだ。
しかし、相性がよく不正が行いやすいという環境であったがゆえに、落とし穴があったことを金二段は気付けなかった。

なんと、一目見て分かるほど金二段が圧勝していたのである。
いくら天才棋士といっても、相手も同じプロで、しかも九段という猛者だ。
キャリアがまったく異なり、さらに段位も圧倒的に違うので実力差も大きいのは誰が見ても明からだ。
さすがにこれはおかしいと思った李九段は、AIの使用を疑ったのである。
もしわずかな差であればそこまでの事にはならなかっただろうが、さすがに韓国の棋院も「これはどう考えても不自然だ」と疑念を抱き、AIの専門家が調査をする事になった。

その結果、金二段が打った手とAIの打った手が92%も一致したのである。
囲碁は将棋やチェスとは違い、石を置くことで陣地を取り合うゲームだ。
将棋やチェスの場合は王を追い詰めていくゲームであるため、特に終盤になれば手も限られるのでプロの手とAIの手が一致するというのは間々ある。
が、囲碁の場合はそうはいかない。
石の置く場所が9割以上一致するというのは、それこそ奇跡に近いのだ。

そのため、金二段は不正を働いたと認めたのである。
確かにとんでもない話ではあるが、まだ13歳の子供なので「反省している」とみなされ、1年間の懲戒で済まされたのだ。

実は、韓国の囲碁界におけるAIの不正使用は重大な問題になってきているという事実がある。
というのも、対局でAIの不正使用が発覚したのは今回に限ってのことでは無いからだ。
それは1月14日に行われた、段位を認定するための大会で発覚した。
この大会は予選からベスト8までは勝ち抜き戦で行われる、かなり規模の大きな大会で注目度も大きい。

そんな中で、ベスト64の対局の最中に「対戦相手の挙動が不自然だ」と訴える選手が現れた。
そのため審判は相手の身体チェックを行ったのだが、なんと耳にイヤホンを取り付けた状態で包帯が巻かれていたのである。
さらに詳しく調べた結果、小型のカメラと受信機を所持していたことが判明したのである。

仕組みはこうだ。
まず、小型のカメラで対局の様子を撮影し送信する。
すると、それを受け取ったAIが最善の手を分析して受信機に送信し、それがイヤホンで伝わるというものだった。
悪質であり、さらにかなり手馴れているのは誰が見ても分かる。

そのためさらに問いただしたところ、なんと「もし段位戦で不正を働いて昇格できたら、報酬を支払う」という依頼を受けていたというのだ。
いったい何の目的でそのような依頼をしたのかは不明だが、実際に先ほどご紹介した機器が郵送で送られてきたと共に、その使い方のレクチャーを受けていたという事だから、依頼で不正を働いたというのは事実である可能性は高い。

事態を重く見た韓国棋院は、後に警察へ通報し不正を依頼した人物を調査するかどうかを決めるという。
この事件の影響もあり、身体検査が一層強化され金属探知機を用いられることとなったのだ。

今後、このコロナ禍が深刻化していく中においてテーブルゲームのオンライン化というのは急務になってくるだろう。
金二段と李九段の対局は、まさにその新しい対局スタイルの始まりでもあった。
しかし、最悪の形で始まりを迎えてしまったというのは言うまでも無い。

オンライン対局を成立させるために、今後このような不正が行われることの無いよう徹底した監視が重要となってくる事は誰が考えても明らかだ。
実際の対局とは違い、オンラインでの対局というのは不正が簡単に行うことが出来る。
ましてやAIを使用するとなると、不正を見抜くのはかなり難しくなる。
もし金二段と李九段の対局において、金二段がギリギリのところで勝利するような形で不正を働いていたとしたら、おそらく誰も不正を見抜くことは出来なかっただろう。
むしろ、多くの韓国人の囲碁ファンが、天才棋士の勝利に酔いしれていた事だろう。

弱冠13歳の少女が、いったい何故不正を働いてしまったのかというところも重要なポイントだといえる。
天才棋士ともてはやされた結果、その重責に耐えられず不正を働いてしまったのか。
そもそも本人の意思によって不正を働いたのだろうか。
そして何より、プロ入りよりも前に不正を働いていたということは無かったのだろうか。
そういう様々な声が出てきており、今後も問題視され続けることだろう。

そして段位戦のような規模の大きい大会においても、コロナ対策の一環としてオンラインでの対局が主流になってくることが考えられる。
そうなると、大勢が参加する大会においてどうやって不正をチェックすればよいのかという事になってくる。
ましてや、わざわざ不正を働くことにギャラを支払う人物が実在する中でオンラインの大会を開くとなると、不正の根絶は一層難しくなるのは言うまでも無い。
そして、「もしかしたらAIの不正というのは今回に限った事ではなかったのでは?」と思い浮かべる人たちも多く居る。

今回の、それもプロによって行われた不正というのは韓国の囲碁界において信頼性を失墜させた出来事といっても過言ではないのだ。

ただし「囲碁にAIを用いるのは悪いことなのか?」という問題も上がっている。

囲碁に限らず、テーブルゲームにAIを用いるということに関しては実は重要な意味がある。
それは「AIを用いて研究する」のが主流になってきているという点だ。
実際、日本の将棋界では研究にAIを用いるプロ棋士は少なくない。
例えば藤井聡太二冠だ。

彼は棋譜を分析するのにAIを用いている。
それと同じように、囲碁においても研究や分析にAIを用いるというのは今では当たり前のことなのである。

ようは使い方の問題だ。
金二段のように、目先の勝利に取り付かれてAIを対局に用いるなどというのは言語道断だ。
しかし、相手の過去の棋譜を分析し、どのような手が有効なのかを研究する際に用いるというのは非常に重要なことである。
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この動画について
URLhttps://www.youtube.com/watch?v=OyMzqpZuh1o
動画IDOyMzqpZuh1o
投稿者ワンダーストーリー
再生時間09:36

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