夏休み中の小学校で、土の中から約3000点もの古い銃や刀などが見つかりました。見つかったのは東京・西東京市の南の中心、田無駅近くにある市立田無小学校の敷地内です。大正時代からある学校からなぜこのようなものが見つかったのでしょうか。
西東京市によりますと7月27日、田無小学校で敷地内にある建物を移設するための工事をしていたところ、作業員が深さ1メートルから2メートルほどの土の中から銃のようなものを発見しました。見つかった銃は約1メートルほどの歩兵用のものなど約1400点が、刀剣類は50センチ前後のものを中心に約1200点が見つかりました。他にも手りゅう弾や銃弾など、全て合わせると約3000点に上ります。
これらの銃などについて、都内の銃砲店は「写真を拡大して見る限り、ボルトアクション銃。レバーを起こしたり引き金をかけたりして発射して、さらにもう1回ボルトを起こして引っ張ると、古い薬きょうを廃棄して次の銃弾を押し込むタイプ。かごに入っているのは恐らく弾倉。軍が保有していたものの、廃棄して埋設したものだと思う」と話しています。
これらのものは8月3日までに自衛隊と警視庁が掘り出し作業を行い、市が安全を確認しました。市街地にある学校から大量の銃などが見つかったことに、地元の住民は「びっくりした。戦後70余年、ずっと知らなかった」「娘が通っているので、授業に影響があったらと心配」「この辺りに兵器の倉庫があったと聞く。やはりこの地区はそういうのが多いのでは」などと話していました。
小学校は1925年から現在の場所にあり、戦時中も学校として使用されていました。西東京市は銃の劣化の具合から戦時中のものと推測していますが、詳細についてはこれから詳しく調査するとしています。
この動画について | |
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URL | https://www.youtube.com/watch?v=BXncC1gSHvY |
動画ID | BXncC1gSHvY |
投稿者 | TOKYO MX |
再生時間 | 02:48 |
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